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WORKS
#1
「二十世紀少年少女唱歌集」
二十世紀の後半、関西のとある町。
廃線となった引込み線の先に
バラックを建てて暮らす人々がいた。
二十世紀の少年少女たちは未来を夢見る二十一世紀になったら、
ハンドルを使わんでも車運転でける
おれは男になって船乗りになるんや
俺は大金持ちになってる
お、俺の爪はきっとバラの匂いがしてる
大人たちは二十一世紀を待ち切れず、
ある者は海の向こうにあるという
地上の楽園を目指して船を出し、
ある者はそこにとどまろうとする。
家族の中に生じる小さな葛藤の数々。
やがてやって来る二十一世紀に
彼ら彼女らが見たものは―
そして、二十一世紀の
先にある未来とは―
作 鄭 義信
演出 大塚 雅史
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